レシートプリンターTM-m30Ⅲ-Hをウェイターで使用する際は、Ethernet接続でご利用いただく必要があります。
機器の設置からウェイター・アプリで伝票を印刷できるようになるまでの流れをご紹介いたします。
(EPSON TM-m30Ⅲ-HのEthernet接続方法について)
ロール紙のセット
-
電源を入れ、ロール紙カバーを開けます
一番左のLEDが点灯するまで、電源ボタンを長押ししてください。
LEDが点灯して電源が入ったら、つまみを引いてロール紙カバーを開けます。
-
ロール紙をセットしてカバーを閉じます
ロール紙を画像のようにセットして、カバーを閉じてください。
有線接続の設定
LANケーブルで店舗のネットワークとプリンターを有線で接続してご利用いただく方法です。
ケーブルの取り回しが必要になり、プリンターの設置位置などに工夫か必要になりますが、安定した状態で通信が行えます。
-
カバーを取り外します
底面を上にして3つのカバーを外します。
ケーブル引き出し口カバー
背面カバー
底面カバー
-
ケーブルを接続します
『24V』に電源ケーブルを接続します。
右端の端子にLANケーブルを接続します。
『SERIAL No.』の後に記載されている文字をメモします。
※ ④の端子はドロアを利用する場合に別途接続するモジュラージャックですモジュラージャックに挿すケーブルは?
ドロアから伸びているケーブルです。
ドロアとプリンターを接続する際に使用します。※ Ethernet接続用ケーブルと形状が似ております。
ご注意ください -
カバーを取り付けます
底面カバーと背面カバーを取り付けます。
※ ケーブル引き出し口カバーは、ケーブルを引き出すスペースとして取り外したままにします電源ケーブルをコンセントへ接続します。
続けて、ロール紙のセットを行なってください。
-
プリンターのIPアドレスを確認します
プリンターから自動的に排出されたレシートに記載されている『IP Address』の値を控えてください。 -
レジ端末でWebConfigにアクセスします
iPadのsafariを開きで控えたIPアドレスを検索します。 -
接続を続行します
『接続はプライベートではありません』というメッセージが表示されます。
『詳細を表示』をタップします。
注意文の『このWebサイトを閲覧』をタップします。
ポップアップの『Webサイトを閲覧』をタップするとWebConfigに接続されます。 -
詳細設定を開きます
【詳細設定】をタップします。 -
管理者権限でログインします
『管理者ログオン』をタップします。
『現在のパスワード』 に製品シリアルNoを入力します。
※ 製品シリアルNoは、プリンターの背面にあるバーコードやプリンターが入っていた箱をご確認ください【確認】をタップします。
これで管理者権限でのログインが完了します。
-
IPアドレスの設定を行います
『ネットワーク > ネットワーク基本』を開きます。
『TCP/IP設定』を『手動設定』にします。
『IPアドレス』『サブネットマスク』『デフォルトゲートウェイ』を入力します。
※ のレシート情報をもとに入力してください【次へ】をタップします。
確認画面が表示されます。
内容を確認して【設定】をタップします。
以上でWebConfigの設定は完了です。
無線LANの設定
無線LANの設定は、専用ソフト『TM Utility』からの設定、ウェブブラウザからの設定が可能です。
専用ソフト『TM Utility』をインストールした端末による設定、もしくはWebブラウザによる設定方法をご確認ください。
ご利用の状況に合わせて、下記説明のタブを切り替えてご確認ください。
専用ソフトからの設定が行えない環境の場合や、ウェブブラウザから設定を行なう場合は上記のタブを【ウェブブラウザから設定する】へ切り替えてください。
-
プリンターに設定する店舗のネットワークを確認する
ホーム画面で『設定』のアイコンをタップします。
『Wi-Fi』をタップします。
接続しているWi-Fiの名称(SSID)を確認し、名称を控えておいてください。
※ 複数表示された場合、名称の左側に青いチェックがあるものが現在接続中のSSIDです※ こちらで控えたSSIDの名称は後ほど使用します
接続中のSSIDのインフォメーションマークをタップします。
IPアドレス、サブネットマスク、ルーターの数字をメモします。
※ こちらで控えたネットワーク値は後ほど使用します -
TM Utilityをインストールする
設定を行なう端末でアプリの追加用アプリを選択します。(iPadの場合はApp Store)
アプリのストア画面が表示されたら『EPSON TM Utility』と検索します。
表示されたアプリから、『TM Utility』アプリの【入手】をタップしてください。※ EPSONの関連アプリが多数表示される場合がありますので、お間違えのないようご注意ください
『TM Utility』アプリがインストールされました。
アプリをタップして立ち上げてください。 -
セットアップを開始する
『TM Utility』アプリを立ち上げた直後の画面です。
画面下部の『Wi-Fiセットアップウィザード』項目を選択してください。
プリンターを選択する画面が表示されます。
項目右側をタップすると一覧画面へ切り替わるので、『TM-m30III-H』を選択してください。プリンターが選択できたら【次へ】をタップします。
-
プリンターと接続する
プリンターの操作方法が表示されるので、画面の表示通りに操作してください。
操作方法は下記でもご案内しています。
つまみを引いてロール紙カバーを開きます。
左から3番目のLEDが点滅するまで、紙送りボタンを長押しして離します。
ロール紙カバーを閉じます。
『Next Action』と先頭に印字されたロール紙が印刷されます。
紙送りボタンを5回押します。
続いて、紙送りボタンを1度、1秒以上長押しして離します。
『SimpleAP Start』と先頭に書かれたレシートが印刷されます。
プリンターと接続して良いか確認するメッセージが表示されるので、【接続】を選択してください。
※ 出力された用紙のQRコードを読み込む必要はありませんこちらの画面が表示される場合があります
プリンターとの接続が確立した際、左記『キャプティブ Wi-Fi』画面が表示される場合がありますが、本案内での操作においては使用しません。
画面右上の【キャンセル】で閉じてしまってください。
-
店舗のネットワーク設定を登録する
プリンターとの接続が確立すると、ネットワークの選択画面が表示されます。
手順で名称を控えた店舗のネットワークを選択してください。
ネットワークを選択したら【次へ】をタップしてください。
ネットワークを選択すると『パスフレーズの設定』画面が表示されます。
店舗のネットワークのパスワードを入力してください。※ パスフレーズは、ルーターに貼付されたシールに記載されています(未変更の場合)※ ネットワーク担当者がセキュリティのために変更している場合は、担当者様へご確認ください入力した内容に間違いがないことを確認し、【次へ】をタップしてください。
『IPアドレスの設定』画面が表示されます。
プリンターのイラスト下にある『自動(DHCP)』はOFFにしてください。※ こちらをOFFにしないと、IPアドレスの設定項目が表示されません
IPアドレスの設定項目です。
手順で控えた数値をご確認いただき、下記の説明に合わせて数値を入力してください。【設定箇所】項目 内容 IPアドレス プリンターに設定するIPアドレスを入力 ※店舗のネットワーク上の他の端末と重ならない値にしてくださいサブネットマスク 『255.255.255.0』と入力 デフォルトゲートウェイ 店舗のネットワークのデフォルトゲートウェイの値を入力 〈例〉 設定に利用しているiPadが取得している店舗のネットワークのIPアドレスが『192.168.10.120』だった場合、プリンターに設定するのは IPアドレス 192.168.10.201 サブネットマスク 255.255.255.0 デフォルトゲートウェイ 192.168.10.1 ※ 店舗のネットワークの値につきましては、管理者様にご確認ください※ プリンターに設定するIPアドレスの値は『200 - 254』の範囲内で設定していただくことを推奨しています入力した内容に間違いがないことを確認し、【次へ】をタップしてください。
-
設定を完了する
登録した内容を確認する画面が表示されます。
内容に問題がないことを確認し、【プリンターへ設定】をタップしてください。
プリンターに送信した設定が正常に完了するとこちらの画面が表示されます。
※ 正常に完了しなかった場合は「失敗しました」と表示されます※ 失敗した場合は登録した内容に間違いがないか、店舗のネットワークが正常に稼働しているかをご確認ください以上でプリンターのWi-Fi設定は完了です。
スマレジ管理画面からプリンターの登録を行なってください。
専用ソフトウェアをインストールして設定を行なう場合は上記のタブを【TM Utilityを利用して設定する】へ切り替えてください。
-
レジ端末の設定アプリを開きます
ホーム画面で『設定』のアイコンをタップします。
-
レジ端末が接続しているWi-FiのSSIDを確認します
『Wi-Fi』をタップします。
接続しているWi-Fiの名称(SSID)を確認してメモします。
接続中のWi-Fiの名称にはチェックマークが入っています。 -
お店のインターネット環境を確認します
インフォメーションマークをタップします。
IPアドレス、サブネットマスク、ルーターの数字をメモします。
-
ロール紙カバーを開け、紙送りボタンを押した後に閉じます
つまみを引いてロール紙カバーを開きます。
左から3番目のLEDが点滅するまで、紙送りボタンを長押しして離します。
ロール紙カバーを閉じます。
『Next Action』と先頭に印字されたロール紙が印刷されます。 -
紙送りボタンを指定の通りに押して、接続待機状態にします
紙送りボタンを5回押します。
続いて、紙送りボタンを1度、1秒以上長押しして離します。
『SimpleAP Start』と先頭に書かれたレシートが印刷されます。
印刷された『SimpleAP Start』の先頭のQRコードをレジ端末のカメラアプリで読み取ります。
ネットワークへの接続確認のポップアップが表示されたら、【接続】をタップします。 -
無線LAN設定を選択します
iPadのsafariを起動してください。
自動でプリンターの接続画面が表示されるので、『無線LAN』をタップします -
ログオンします
-
レジ端末と同じSSIDに接続します
メモしたWi-Fiの名称(SSID)を選択します。
【設定】をタップします。
-
無線LANのパスワードを入力します
接続する無線LANのパスワードを入力します。
※パスワードはプリンターやレジ端末からは確認できませんので、必要に応じて店舗のWi-Fi設定をご確認ください【設定】をタップします。
左の画面が表示されたら、しばらく待機します。
『WebConfig Start』と先頭に印刷されたレシートが排出されたら無線LANへの接続は完了です。
※印刷されたレシートは次の手順で使用します
WebConfigからIPアドレスの固定設定を行なうことで、レシートを印刷可能になります。
-
『WebConfig Start』のQRコードを読み取ります
プリンターから自動的に印刷された、先頭に『WebConfig Start』に記載されているQRコードを、レジ端末のカメラで読み取ってください。
自動的に、レジ端末のデフォルト設定のブラウザが起動します。 -
接続を続行します
『接続はプライベートではありません』というメッセージが表示されます。
『詳細を表示』をタップします。
注意文の『このWebサイトを閲覧』をタップします。
ポップアップの『Webサイトを閲覧』をタップするとWebConfigに接続されます。 -
詳細設定を開きます
【詳細設定】をタップします。 -
管理者権限でログインします
『管理者ログオン』をタップします。
『現在のパスワード』 に製品シリアルNoを入力します。
※製品シリアルNoは、プリンターのカバーを開けた背面に記載の『SERIAL No.』以降に記載されている英数字です【確認】をタップします。
これで管理者権限でのログインが完了します。
-
IPアドレスの設定を行います
『ネットワーク > ネットワーク基本』を開きます。
『TCP/IP設定』を『手動設定』にします。
『IPアドレス』『サブネットマスク』『デフォルトゲートウェイ』を入力します。
※IPアドレスの情報は、接続されているWi-Fiのインフォメーションマークをタップすると記載されています※IPアドレスが『192.168.103.100』の場合、『192.168.103.200』などに設定します。
(その他の周辺機器とIPアドレスの重複を防ぐため、4つめのセグメントは200~254の値を推奨しています)【次へ】をタップします。
確認画面が表示されます。
内容を確認して【設定】をタップします。
以上でIPアドレス固定の手順は完了です。
ウェイター管理画面の設定
-
店舗一覧画面を開きます
管理画面にて、『店舗 > 店舗一覧』をクリックします。
ウェイター管理画面にはこちらから開くことができます。
-
店舗の設定画面を開きます
店舗の一覧から、プリンターを設定する店舗名をクリックします。 -
プリンターの登録画面を開きます
『印刷 > プリンター』をクリックします。
【+プリンターの新規登録】をクリックします。
プリンターの設定を編集する場合はプリンター名をクリックします。
-
新規プリンターの登録を行ないます
基本情報を設定します。
詳しくは以下の表をご覧ください。【登録】をクリックします。
以上で管理画面でのプリンターの登録は完了です。
項目 説明 プリンター名 任意でプリンターの名称を入力します。
キッチンプリンターやドリンクプリンターなど、わかり易い名称を推奨します。プリンター型名 『セイコーエプソン株式会社 TM-m30』を選択します。 IPアドレス プリンターに設定したIPアドレスを入力します。 グローバルポート番号 ルーターのポートマッピング設定で指定したポート番号を入力します。
サーバー印刷を利用しない場合は未設定で問題ありません。自動迂回用プリンター 指定した出力先プリンターが使用できない状態になっていると、自動的に別のプリンターから出力するように設定できます。 ※ 迂回先プリンターには、同型の機種しか選択できません -
ウェイター・アプリで同期を行ないます
管理画面の設定は『同期』を行なうことで、ウェイター・アプリに反映します。
ウェイター・アプリでトップ画面右上の【アイコン】をタップします。
『[マスターデータ] 店舗』をタップします。
EPSON TM-m30Ⅲ-HのEthernet接続方法について

LANケーブルで有線接続してスマレジと連携する案内を紹介します。
設定したプリンターのIPアドレスを変更する(TM Utility利用)
-
TM Utilityを立ち上げる
レジ端末として利用しているiPadで『TM Utility』アプリを立ち上げます。
※ 『TM Utility』アプリがインストールされていない場合、こちらの案内をご確認いただき、アプリをインストールしてください。
『TM Utility』アプリを立ち上げた画面です。
画面上部に接続されているプリンターが表示されているので、タップします。
現在設定されているプリンターのIPアドレスが確認できます。
この数値を変更します。数値を確認したら画面左上の『EPSON TM Utility』をタップしてアプリのトップ画面へ戻ります。
-
プリンターの設定を変更する
『TM Utility』アプリのトップ画面です。
『プリンターの設定を変更する』を選択します。
プリンターの設定を変更する画面で『各種設定』を選択します。
各種設定画面で『ネットワーク』を選択します。
ネットワーク画面で『設定』を選択します。
設定画面で『IPアドレス』を選択します。
IPアドレスの画面で『手動設定』内の修正する項目を選択します。
・ IP被りなどでプリンターのIPアドレスだけを変更する場合は『IPアドレス』の修正・ ルーターの変更、ネットワーク設定の変更を行った場合は『サブネットマスク』や『デフォルトゲートウェイ』を含めた変更が必要な項目をすべて修正します『IPアドレス』項目の修正にてご案内しますが、操作方法は他項目も同様です。
IPアドレスの詳細画面です。
IPアドレスの数値を編集します。(ここでは末尾を『.211』へ変更します)
【完了】をタップすると、ひとつ前のIPアドレス画面へ戻ります。
-
変更した内容を反映させる
IPアドレスの末尾の数値が変更されていることが確認し、画面左上の『戻る』をタップします。
『設定の変更により、通信できなくなる場合があります。 設定を変更しますか?』と確認のウィンドウが表示されるので、【はい】をタップしてください。
各種設定画面まで戻り、画面右下の【プリンターへ設定】ボタンをタップします。
プリンターへ設定情報が送信されます。
アプリの画面には進捗状況を示す青いバーが表示され、プリンター本体はLEDが点滅します。(パワーのみ点滅 → パワーとEthernet / Wi-Fiが点滅 → パワー点灯、該当するネットワークのLED点灯)
プリンターの設定が完了がすると、『設定を変更しました。』とメッセージが表示されるので、【OK】をタップします。
-
変更した内容を確認する
手順と同様にプリンター情報を確認します。
IPアドレスの末尾が『.211』へ変更されていることが確認できます。※ レジ端末のiPadとプリンターが同じネットワークに所属していないと表示されませんのでご注意くださいプリンターのIPアドレスを変更した場合、管理画面でレジ端末の『プリンター』項目に設定済みのIPアドレスも変更する必要があります。
※ 端末設定の詳細についてはこちらの案内をご確認ください設定変更後、スマレジ・アプリでのデータ同期を実施してください。