レシートプリンター mC-Print3の設定方法についてご案内します。
mC-Print3にEthernet接続用のIPアドレスを設定する
Ethernet接続とは
Ethernetケーブル(ここでは一般的にLANケーブルと呼ばれるタイプのものを指します)を使用して有線接続を行なうことです。詳細については以下のページをご参照ください。
mC-Print3の機器詳細情報
設定開始前にレジ端末(iOS端末)のWi-Fi設定を控えておく
プリンターの設定を行なう際に、ご利用中のiOS端末のWi-Fi設定を変更していただく必要があります。設定完了後、元の接続設定へ戻すため、変更する前の情報を保存しておきます。
レジ端末(iOS端末)の『設定アプリ』を起動し、『Wi-Fi』を選択します。
Wi-Fi設定の詳細画面が表示され、【IPV4アドレス】項目に現在のネットワーク接続情報が記載されています。
【IPアドレス】【サブネットマスク】【ルーター】の各項目の数値をメモなどで控えてください。
iOS画面のスクリーンショットや、画面をスマートフォンで撮影するなどでもかまいません。控えていただいた接続情報は後ほど必要になります。

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プリンター本体の電源ボタンをOFFにし、フィードボタン(紙送りボタン)を長押ししながら電源ボタンをONにします。
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プリンターから下記画像のような用紙が印字されます。
(『セルフ印字』というプリンターの設定を確認するための機能です)
記載されている『IP Address』の値を控えてください。初期IPアドレスの取得について
mC-Print3は初期設定はDHCPからのIPアドレス自動取得設定になっています。
これはLANケーブルでルーターなどと配線された際にネットワークアドレスを自動で取得し、割り当てを行なう機能です。
そのため、セルフ印字の際に現在取得している有効なIPアドレスが記載されます。
ただし、DHCPを利用した自動取得設定のままでは一定期間や電源OFF/ONのタイミングなどで割り当てのIPアドレスが変更されます。スマレジのレシート印刷機能を正しく利用するためIPアドレス固定の設定を行なう必要があります。 -
iPadのsafariを開き[手順2]で控えたIPアドレスを検索します。
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プリンターの管理画面が開きます。
左部のメニューから『Login』をタップします。 -
ログイン名とパスワードを入力します。
以下に、記載されたログイン名とパスワードを入力し、『ログイン』をタップします。
ログイン名:root
パスワード:public -
ログイン情報の変更に関する確認が表示されますが、基本的には【キャンセル】を選択していただいて問題ありません。
※【OK】を選択すると、ログイン情報の変更が行なえます -
次に、左部のメニューから【IP Parameters】をタップし、【Static】を選択し、
【IP Address】の設定を行ないます。
入力後、【Submit】をタップします。
項目名 内容 IP Address 設定開始前に控えたiOS端末のIPアドレスを参照し、最後の3桁だけ変更します。
例:192.168.1.【200】の200部分
※変更する数値は『200〜225』の範囲で指定してくださいSubnet Mask 【255.255.255.0】と入力します。
設定開始前にレジ端末(iOS端末)のWi-Fi設定を控えておくDefault Gateway 設定開始前に控えたios端末のルーター項目と同じ数値を入力します。
設定開始前にレジ端末(iOS端末)のWi-Fi設定を控えておく -
設定の保存を行ないます。
左部のメニューから【Save】を開き、『Save → Configuration printing → Restart device』を選択し、【Exucute】をタップします。
ウェイター管理画面の印刷設定
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ウェイター管理画面の『店舗 > 店舗一覧 > 該当店舗』と選択し、店舗の詳細画面を表示します。
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『印刷 > プリンター』と選択し、『プリンターの新規登録』をクリックします。
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プリンターの基本情報を入力します。
入力完了後、『登録』をクリックします。
設定項目の内容については画像下部の表の説明を参照してください。項目名 内容 プリンター名 キッチンプリンターやドリンクプリンターなど、プリンターを判別できるような名称で追加されることをおすすめしています。 プリンター型名 【スター精密株式会社 mC-Print3】を選択します。 IPアドレス プリンターに設定したIPアドレスを入力します。
(例:192.168.1.200)グローバルポート番号 店舗の印刷設定で、【印刷元】の設定を『サーバー』としている場合は必須項目となります。
ルーターのポートマッピング設定で指定したポート番号を入力します。
※印刷元が『ハンディ端末』の場合は入力不要です自動迂回用プリンター 指定した出力先プリンターが使用できない状態になっていると、自動的に別のプリンターから出力するように設定できます。
※迂回先プリンターには、同型の機種しか選択できません -
管理画面で設定完了後は必ずウェイター・アプリで『データ同期』を行なう必要があります。
ウェイター・アプリの『設定 > データ管理 > 店舗』をタップし、データ同期を行ないます。
端末が所属しているネットワークについて
端末(iOS端末)が所属しているネットワーク(接続しているWi-Fi)がプリンターが接続されているネットワークと異なる場合、印刷が行なえません。
ルーターの交換を行なった場合や、別店舗で使用する場合などはIPアドレスの設定を再度行なっていただく必要があります。
ルーター交換や店舗などを変更していないのに接続できなくなってしまった場合は、端末のWi-Fi設定を確認し、別のネットワークに繋がってしまっていないかご確認ください。
メロディスピーカー mC-Soundの使用について

スマレジ・ウェイターでは、mC-Print3専用のメロディスピーカー(mC-Sound)に対応しています。
※mC-Print3のファームウェアがver.1.3以降である必要あります
ver.1.3以前の場合は、App StoreからmC-Print utilityをダウンロードし、ファームウェアの更新を行なってください。
mC-Soundの詳しい設置・使用方法についてはこちらをご覧ください.
※メロディスピーカーのみ対応(ブザーは非対応)
ワンポイントアドバイス
プリンターから出力するカテゴリーやメニューの設定を行なう方法は、以下のヘルプサイトをご参考ください。カテゴリーごとにレシートの出力先を設定する方法
メニューごとにレシート出力先を設定する方法